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【京都府】のごはん日記

【京の花果物語】京都の桃

2018/07/05 10:30 くらし

   京の花果物語おもてなしネットワークでは、京都の伝統・文化を支えている花や果物の情報を発信しています。

   今回は、府内各地で栽培されている桃を紹介します。

 京都では露地のものがほとんどで、梅雨明け以降が販売の最盛期となります。

   桃は古くから強い霊力があると信じられており、日本の神話を綴った古事記ではイザナギノミコトが黄泉の国から逃げ帰るときに、桃によって黄泉醜女(ヨモツシコメ)を退けることができたというエピソードもあります。

 今回、そんな桃と七夕のことをピックアップして御紹介させていただきます。

★いわれ

  日本での桃の利用の歴史は古く、奈良県の纏向(まきむく)遺跡では桃の種が大量に出土するなど、祭事に使われていたと考えられています。

   また、五節句のひとつである七夕は、桃の実の熟れる時期であり、宮中の行事として、もともと仙人の食べる仙果とされていた桃などを天上の星たちに供え、奉った行事でした。

   和食への関連について、室町時代の本膳料理には菓子の膳が不可欠であり、室町末期の茶所「烏鼠集四巻書」では、桃の種を鼻紙に包んで持ち帰ることが注記されており、茶会席などの膳に桃が出されることも少なくなかったのではと考えられています。

   江戸時代には、現在の桃山地域一体が桃園であり、江戸から見物客が来たことが記録されていたことのほか、江戸後期~明治にかけて寺田(城陽)周辺は、桃やスモモの産地であったことも知られており、昔から京都では桃が食べられていたと考えられています。

★産地・旬 

 京都府における桃の栽培面積は約30haで、その9割が京丹後市で栽培され、ほぼ全量が直売や宅配にて販売されています。 

 旬は梅雨明け後の7月下旬~8月中旬(盆頃)までで、7月7日の七夕の時期にはまだ販売されていません。京都の桃は、その販売方法から他産地よりもよく熟したものが流通するため、香り、甘みがとても強く美味しいので、ぜひお試しください。

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