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【京都府】のごはん日記

【京の花果物語】祇園祭の厄除けの花「ひおうぎ」

2018/07/14 10:30 くらし

 京の花果物語おもてなしネットワークでは、京都の伝統・文化を支えている花や果物の情報を発信しています。

   今回は、祇園祭の厄除けの花「ひおうぎ」を紹介します。ひおうぎは、宮中で使われていた檜で作った扇に似た形から、「檜扇」や「緋扇」といったさまざまな漢字で記されています。

 一方で、ひおうぎの黒い実は、多くの人を魅了し、「烏羽玉(ぬばたま)」とよばれ、このことからひおうぎは「烏扇(からすおうぎ)」とも呼ばれました。

 また、ひおうぎは古くから厄除けの花として扱われており、祇園祭において各町屋で開催される屏風祭において、屏風の傍らに生けられる花文化があります。

 祇園祭に行かれる際には、山鉾だけではなく、町屋の屏風やひおうぎにも是非注目してください。

★いわれ

 ひおうぎが厄除けに使われたエピソードは、平安時代に斎部広成が編纂した日本の神話「古語拾遺(こごしゅうい)」に記されています。

<要約>

 昔、神代に田の神である「大地主神(オオトコヌシノカミ)」が田を作ろうとしたとき、百姓に牛肉を食べさせました。すると、豊作を司る神である「御歳神(ミトシノカミ)」が激怒して、田にイナゴを放って苗葉をたちまちに枯れ果てさせました。田が枯れた原因が分からなかった大地主神は占いで、その理由を占ったところ、「御歳神の祟り」と出て、その対策は「白猪・白馬・白鶏を献上して怒りを鎮めよ」ということでした。

 そこで、大地主神は占いの通りに品を揃えて献上し、御歳神に謝罪しました。これによって、御歳神の怒りは収まり、「烏扇で扇いでイナゴを祓え」という助言をもらい、大地主神がそのとおりにすると、苗葉は再び茂り、年穀も豊かに実ったとのことです 

 どの時代から始まったかはわかりませんが、ひおうぎは疫病退散の祇園祭と結びつき、現在もこの花文化が残されています。

★産地・旬 

 ひおうぎは、宮津市で栽培されており、7月上旬が出荷のピークとなります。

 京都府花き振興ネットワーク、京の花果物語おもてなしネットワークでは、この花文化の継承に向け、山鉾町町会所等さまざまな場所でひおうぎの展示会を開催しています。 

 また、花商協同組合の店舗では、「厄除け京檜扇」も販売しておりますので、是非、御家庭でも、祇園祭に参加してください!

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