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【京都府】のごはん日記

【京の花果物語】重陽の菊

2018/09/08 10:30 くらし



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 今回は五節句のひとつである「重陽の節句」の菊を紹介します。 

 古来より、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりです。 

 しかし、一番大きな陽数(9)が重なる9月9日は、陽が重なる「重陽」とされ、めでたい反面悪いことにも転じやすいと考え、お祝いとともに厄祓いもしていました。 

 中国由来の行事で、日本では平安時代ごろに貴族の宮中行事として取り入れられました。

 当時は、菊を用いて厄祓いや長寿祈願をしていました。

 これが時代とともに民間にも広がり、江戸時代に五節句のひとつとなって親しまれるようになりました。 

 菊は古来より薬草としても用いられ、延寿の力があるとされてきました。

 菊のおかげで少年のまま700年も生きたという「菊慈童(きくじどう)」伝説もあります。

 また、他の花に比べて花期も長く、日本の国花としても親しまれています。

 重陽の伝統として、重陽の節句の前夜に写真のように菊の花を露よけの綿でおおい、翌日に露と菊の香りが染みこんだ綿で体を拭いて、邪気を払い健康と長寿を願う「着せ綿」という風習や、酒に菊を浮かべた菊酒、菊の花を枕に入れる菊枕など様々な方法で長寿を祈願するものがあります。

 菊といえば、弔いの花のイメージがありますが、長寿祈願の花でもあります。敬老の日を前に、菊の伝統に思いを馳せるのもいかがでしょうか。

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