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【京都府】のごはん日記

【京の花物語】重陽の菊

2020/09/06 00:00 くらし

  

   京都のくらしを彩る花の情報を発信しています。


★いわれ  

   古来より、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりです。


   なかでも、一番大きな陽数(9)が重なる9月9日は、陽が重なる「重陽」とされ、めでたい反面悪いことにも転じやすいと考え、お祝いとともに厄祓いもしていました。


   もともとは中国由来の行事ですが、日本では平安時代ごろから貴族の宮中行事として、菊を用いて厄祓いや長寿祈願をしていました。これが時代とともに民間にも広がり、江戸時代には節句のひとつとして親しまれるようになりました。


 重陽の伝統として、前夜に写真のように菊の花を露よけの綿でおおい、翌日に露と菊の香りが染みこんだ綿で体を拭いて、邪気を払い健康と長寿を願う着せ綿という風習や、酒に菊を浮かべた菊酒、菊の花を枕に入れる菊枕など様々な方法で長寿を祈願するものがあります。


★産地・旬   

   菊は府内産の花のなかでも主要な品目で、府内の北から南まで計651a(R1年度府調べ)で生産されています。お盆の時期を過ぎてからも10月頃まで店先に並びます。


   敬老の日を前に、長寿祈願の花でもある菊を、お家で飾ってみてはいかがでしょうか。

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