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【京都府】のごはん日記

京都の「みかん」

2020/11/08 00:00 イベント くらし

 今回は、京都の「みかん」を紹介します。

 京都でみかんというと意外に思われるかもしれませんが、江戸時代の寛永年間(1624-1644年)には綴喜郡多賀村(現井手町)に、同じく江戸時代の寛文年間(1661-1673年)には日本海側の加佐郡由良村(現宮津市)でみかんが栽培されていた記録があります。

 現在、どちらの地域でも栽培が続けられており、歴史ある品目です。


★いわれ 

 みかんの祖先は「橘」であり、日本では昔から愛されてきました。

 みかんの有名なエピソードとして、古事記や日本書紀の「トキジクノカグノコノミ」があります。

 むかしむかし、垂仁(すいにん)天皇から常世から不老不死の薬を持って帰るよう命令を受けた田道間守(たじまもり)という人が、苦難の果てに「トキジクノカグノコノミ」を持って帰ります。しかし、田道間守が帰ってきたときには垂仁天皇は崩御しており、悲しみにくれた田道間守も後を追う様に亡くなったのちは、お菓子の神様としてまつられるようになりました。 

 「トキジクノカグノコノミ」こそが橘で、漢字で「非時香菓」と書きました。橘は花も実も葉っぱもいつでもよい香りがするということで、昔の人は永遠性や不老不死をイメージしたのかもしれません。

 みかんは嗜好品であっただけではなく、神事でもお供え物になっていたことから、昔の京都になくてはならないものでした。

 なお、田道間守は兵庫県豊岡市の中嶋神社にまつられ、ここには多くのお菓子職人の方がおまいりに行くとのことですが、京都でも京都大学近くの吉田神社内の菓祖神社にてお菓子の神様へお参りができます。

 果物好き、お菓子好きの人は、是非お参りにいかがでしょうか。


★産地・旬 

 京都府内では10月下旬から直売販売が行われています。

 また、園地によってはみかん狩りが楽しめる場所があります。

 みかん狩りができる山城多賀フルーツライン、みどり農園の情報は、お茶の京都 DMOのホームページへ

http://ochanokyoto.jp/spot/detail.php?sid=40

https://www.ochanokyoto.jp/spot/detail.php?sid=41


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