今回は、京都の秋の味覚の代名詞「紫ずきん」をご紹介します。
★特徴
紫ずきんは、丹波黒大豆由来であるため、一つひとつの粒が大きく、コクと甘みがたっぷりです。
このような個性的な京野菜には、健康に役立つ機能性成分が含まれることがわかってきました。「京野菜機能性net」では機能性に関する研究や機能性を活かすレシピ・商品の開発等を進めています。(http://www.kenko-kyoyasai.jp)
今回紹介する紫ずきんには、機能性成分のひとつである「アントシアニン」が含まれています。「アントシアニン」は水溶性(水に溶ける性質)のため、水分を逃がさない調理法が効果的です。
そのため、水分を逃がさないホイル焼き等で食べていただく調理法を紹介します。
その他にも、新米と合わせた豆ご飯やサラダ、かき揚げにしても美味しくいただけます。下記のレシピもご参考ください。
★いわれ
紫ずきんは、おせち料理の黒豆の煮豆で有名な丹波黒大豆から生まれた枝豆です。
豆の一部にほんのりと薄紫色がかかっており、ちょうど豆が紫色の頭巾をかぶっているように見えることから「紫ずきん」の名前が付きました。
丹波黒大豆は収穫期が遅いので、京都府農業総合研究所(現京都府農林水産技術センター)でもっと早く収穫できる品種を目指して品種改良に取り組み、早くから莢が太る系統の一つを枝豆用に完成させたのが、「紫ずきん」です。
★産地・旬
京都府南丹地域、中丹地域及び丹後地域で栽培されており、今年は9月3日から販売が開始されました。
10月下旬頃まで出荷されますので、京都を代表する秋の味覚を、ぜひご家庭でもお楽しみ下さい。
京のブランド産品については、(公社)京のふるさと産品協会HPをご覧ください。
(公社)京のふるさと産品協会HP http://kyoyasai.kyoto/