今回は京のブランド産品【京都府産丹波大納言小豆】をご紹介します。
小豆はお祭りや祝い事の際に供される赤飯には欠かせませんが、これは、小豆の赤い色に魔除けの意味を持たせたという説があり、その名残として今日まで続く風習となっています。
また、京都では、茶道等の文化とも結びつき、四季折々のお菓子の素材として独特の香りや風味を持つことから、和菓子の原料として大変重宝されています。
近年では、粒の大きさを生かしてケーキなどの洋菓子にも利用されることも多くなっています。
★いわれ
小豆は東洋が原産とされ、中国大陸から伝来したとされており、「日本書記」(720年)に記述が見られることから、8世紀頃にはすでに日本国内で広く栽培されていたと考えられます。
都として栄えた京都では、丹波地方で、大粒で、香りが良く、煮ても煮崩れ(腹切れ)しない小豆が選抜されてきました。
「大納言」とは、切腹することがない官位の大納言、また大納言の烏帽子の形 状に由来し、大粒・良質を表現して名付けられたといわれています。
★特徴
大粒で、煮ると香りがよく、煮崩れ(腹切れ)しにくいことが特徴です。
京都では、ほとんどが赤色・大粒の大納言小豆で、産地によっては粒の形に特徴のあるもの(俵型・烏帽子型)も作られていますが、総称して丹波大納言小豆と呼んでいます。
★産地
主な産地は、南丹、中丹、丹後地域の各市町などです。
皆さんもぜひ、香り豊かな京都府産丹波大納言小豆をお召し上がりください♪
京のブランド産品については(公社)京のふるさと産品協会HPへ