今回は夏の京野菜【京のブランド産品】伏見とうがらしをご紹介します。
●いわれ
伏見とうがらしは、江戸時代の書『雍州府誌(ようしゅうふし:山城国に関する初の総合的・体系的な地誌)』に「山城の国、伏見辺りで作られたものが有名」と記載されており、かなり古くから伏見付近を中心に栽培されてきたものと思われます。
●特徴
別名「ひもとう」とも言われるように、とうがらしの中で最も細長い品種で、長さ20cm位になるものもあります。 辛味のほとんどない果実は、焼物、炒め物、煮物等に幅広く用いられます。
完熟すると赤トウガラシのように赤く着色しますが、辛味はありません。その色味から、祝の席の料理に重宝されています。
「きごしょう」と呼ばれる若い葉は、佃煮にして食べることができます。
食物繊維、カルシウム、ビタミンCなどが豊富で、夏バテ解消に重宝されます。京都の先人たちは、選びぬいて良いものを後世に残してきたのです。
●産地・旬
現在、京都市、宇治市、精華町、南丹市、京丹波町、福知山市、京丹後市及び伊根町がブランド産地に指定されており、5月から10月まで入手することができます。
京のブランド産品については、(公社)京のふるさと産品協会HPへ
(公社)京のふるさと産品協会 http://kyoyasai.kyoto/details
今回は、伏見とうがらしを使ったレシピを紹介します!