今回は夏の京野菜の代表、万願寺甘とうをご紹介します。
万願寺甘とうの今年の出荷は、5月20日に京都市中央卸売市場で初セリが行われました。
京都府内のほか、首都圏にも多く出荷されていますので、是非御賞味下さい。
※「万願寺甘とう」は、舞鶴市を含む中丹地域のJA京都にのくに管内で生産されたものを指します。
●いわれ
万願寺とうがらしは大正末期に、【京の伝統野菜】である伏見とうがらしとカリフォリニア・ワンダーと言う大型ピーマンの交雑からできたと言われています。
●特徴
長さが10~23cmにもなる万願寺とうがらしは、その堂々たる風格から「とうがらしの王様」と呼ばれ、肉厚で食べ応えのある柔らかい果肉と、独特な甘みが特徴です。
また、種が少ないので、煮ても焼いても揚げても、美味しく食べられます。
在来種には、まれに辛味にある果実が混じることがありましたが、京都府の農業試験研究機関が8年がかりで辛味が出ないように改良しました。
●産地・旬
以前は舞鶴市万願寺地区でのみ栽培されていましたが、今では福知山市及び綾部市でも栽培されています。
ほんまもんの万願寺とうがらしは、ヘタの下の大きなくびれが目印です。
ぜひ他のとうがらしと比べてみてください。
京のブランド産品については、(公社)京のふるさと産品協会HPへ
(公社)京のふるさと産品協会