京都の三大漬物の一つである【千枚漬け】の原材料は【聖護院かぶ】であることはご存じですか?
京都以外の地域では、「聖護院だいこん」と思われていることが多いようです。
今回はそんな【聖護院かぶ】をご紹介します。
★いわれ
聖護院かぶはその名のとおり、京都市左京区聖護院で誕生したかぶです。
聖護院に住む篤農家の伊勢屋利八によって、近江国堅田(現在の大津市堅田)から持ち帰られた近江かぶが、その起源と言われています。
栽培しているうちに品質が変化し、元々扁平な形であったものが、肥大して円形になったようです。
★特徴
重さは通常のものでも約2kg、大きいものでは4~5kgにもなりますが、肉質は緻密かつキメ細やかです。
皮を厚く削って中心部だけを漬物にするので、直径の大きな透明感のある真っ白なかぶが上等とされています。
また、すりおろして蒸すかぶら蒸しも有名な料理方法です。
★産地・旬
ブランド産地は亀岡市です。そのほか京都市、京丹波町、京丹後市でも栽培されています。
寒くなるにつれ甘味が増す聖護院かぶは今がまさに旬。これから2月下旬まで出荷されますので是非ご賞味ください。
京のブランド産品については(公社)京のふるさと産品協会ホームページをご覧ください。
(公社)京のふるさと産品協会HP